ありがとう，AIBO !

　1999年5月に台数限定でインターネット申込として世界最初の家庭用ロボットAIBOが販売されました。市販については社内で議論があり，「インターネット限定で」ということで何とか，販売することができた，と聞いたことがあります。製品の内容と25万円という価格から「売れても儲からないのでは・・」というのが私を含めて周りのロボット関係者の感想でした。しかし，市場性が確認されたためでしょうか，進化を続けながらAIBOは販売されつづけ，やはり伝聞ですが，世界で10万台販売されたと聞きます。
　2006年1月26日、業績改善のため，SONYからエンターテインメントロボット事業からの撤退が発表され，アイボは3月末で生産終了，QRIOも新規開発は中止となりました。
　ロボット関係者に夢を与えてくれたSONYのロボット関係の皆さん，ありがとうございました。
　そしてAIBO，QRIO，ありがとう。