2009年03月06日

人工網膜"Second Sight"

 人工網膜の電極を電位の変化を視神経に伝え、視力を失った人に視覚情報を伝える人工眼のプロジェクトについてswissinfoのWebサイトで手術について報告されました。
 本日のNHK BS1の海外ニュースのF2で、その手術結果に関する内容(明暗などが感じられるようになっている)が報じられました。人工網膜はSecond Sight Medical Products, Inc.のシステム。
 下記に関連するWebサイトを紹介します。

盲目のスイス人患者に人工網膜を移植。 - swissinfo
http://www.swissinfo.ch/jpn/front/detail.html?siteSect=105&sid=8770161&cKey=1203686069000&ty=st&sb=hat

Second Sight Medical Products, Inc.
http://www.2-sight.com/

NEDO海外レポート No.945、2004.12.1
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/945/945-09.pdf

「身体機能代替・修復システムの開発 /人工視覚システム」 事後評価報告書(平成19年)
http://www.nedo.go.jp/iinkai/hyouka/houkoku/18h/jigo/40.pdf
・ 人工視覚プロジェクトについて記載

人工眼プロジェクト (人工眼, 人工視覚, 人工網膜) (東京工業大学 清水・八木研究室)
http://www.io.mei.titech.ac.jp/research/retina/index-j.html
・ 人工眼のしくみについてわかりやすく解説されています。
posted by robotic-person at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脳、心、リハビリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

最近の関心、「境界性パーソナリティ障害」と「高機能自閉症」の関連

 脳の機能、心の働きは白黒で述べられるものではありません。「ファジー」という言葉が昔、流行りましたが、「曖昧である」ということを念頭に置いて、その分野に関する書籍を読む必要があります。しかしながら書店に並ぶ書籍は、その書籍というものの性格から典型例を提示して白黒はっきりするような書き方が一般的になされています。そして多くの人が典型例の中で症例を理解しているように思います。
 最近、ある人物について調べようと考え始め、「境界性パーソナリティ障害」と「高機能自閉症」の本を読んでいます。そしてその人物のことを考えているうちに「2つの障害を別個のものと捉えて、『どちらだ?』というように識別するのは妥当ではなく、心の働きの奥に潜むものが時としていずれかの傾向を強く示すに過ぎない」と理解した方が、その人物の行動をうまく表現できるのではないか、ということに気づかされました。
 そのようなことから、「境界性パーソナリティ障害と高機能自閉症を一体的に述べている文献はないか?」と調べ始めました。
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2007年03月18日

脳と手に関する2冊の本

 久保田競は下記の『手と脳』の第1章に「手は外部の脳である」という題名をつけました。良く知られたペンフィールドのホムンクルスでも脳の中で手の占める範囲は大きいものです。2足歩行が手(前足?)に自由を与え、手によってなされる様々な作業が脳の手に対応する部分を発達させ、手と脳の相互作用によって人間の驚異的な進化があったとする説、納得させられます。四半世紀前の本となりますが、サルを含んだ様々な実験が紹介され、今でも十分、参考になるのではないかと思います。

手と脳―脳の働きを高める手

手と脳―脳の働きを高める手

  • 作者: 久保田 競
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 1982/04
  • メディア: 単行本

 鈴木良治の「手の中の脳」は筋電義手に関する記述があることから入手したのですが、手の機械面、制御面、学習、仕事、ロボット、そして文化との関わりなどが全般的に書かれた手の入門書といえます。(題名に「脳」とありますが、それに関する記述は期待ほど多くありません。)

手のなかの脳

手のなかの脳

  • 作者: 鈴木 良次
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 1994/05
  • メディア: 単行本

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2007年03月17日

「私たちは病人ではない、障害者だ」

 3月16日夜、放送大学のテレビ放送を「ながら族」(死語?)で流していて、コーポラティブハウスを題材とした「生活科学II(’06)」の「世界のコープ住宅」(担当講師:小林 秀樹(千葉大学教授))が目にとまりました。現在、集合住宅に住んでいることから気になって見始めました。
 その中でカナダの6人の障害者が自立のためにコーポラティブハウスに住んでいる事例が紹介されました。四肢の運動障害と呼吸器官の障害があり電動いすで移動している婦人に、コーポラティブハウスに住む理由について聞いた場面での彼女の返事に「ハッ」とさせられました。

 「私たちは病人ではない、障害者だ」

このような内容の返事に続いて、病院でのさまざまな制約を離れて隣人との生活を楽しむ状況、30年間、病院の中で暮らしてきたという彼女のそれまでの人生について紹介され、その言葉の意味がわかってきました。
 リハビリテーションは「疾患や心身に障害を持つ人の訓練治療を行なう専門的技術」として限定的にとらえる場合がありますが、家庭や地域社会での生活を実現するための広い概念(社会リハビリテーション)を意味することがあります。これに関する書き物を読んだ時、やはり、「ハッ」とさせられましたが、また、如何に自分が無知であるか、教えられました。

放送大学
http://www.u-air.ac.jp/

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2007年03月15日

"Housing Interiors for the Disabled & Elderly"

 バリアフリーデザインに関心があり、以前、勉強のつもりで福祉住環境コーディネーター検定試験(2級)を受けたことがあります。引っ掛け問題が多いように感じられ、「本質的な知識を試験していないなあ」と思いながら、引っ掛け問題に対応した思考に切り替え、何とか合格したものでした。
 さて、下記の本はそのような関心から、1990年頃にアメリカに旅行した際に大学近くの書店で入手したものです。日本の住居の狭さ、生活スタイルが違うことからそのまま適用することはできませんが、「なぜか」という設計思想を了解することができます。実際的な知識の書かれた無駄のない文章のつながりは、「英語とはこういうものか」とも考えさせられたものでした。

Housing Interiors for the Disabled and Elderly

Housing Interiors for the Disabled and Elderly

  • 作者: Bettyann Boetticher Raschko
  • 出版社/メーカー: Van Nostrand Reinhold
  • 発売日: 1991/08
  • メディア: ペーパーバック

posted by robotic-person at 23:28| Comment(0) | 脳、心、リハビリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする