2007年02月10日

手の筋肉の構造がよくわかる本

 「手は外部の脳」といわれます。人の手は27の小骨からなります。そして非常の多くの筋肉によって、手掌の屈曲、伸展、内転、外転と5本の指の屈曲、伸展、内転、外転、対向、そしてそれらを組み合わせた複雑な動作を実現しています。さらに触覚、圧覚、痛覚、温覚のセンサーも指先に集中し、大脳皮質の中で手に対応する領域は大きく、手の微妙な動きを実現しています。
 解剖図を見ていてわからないのが手の筋肉と骨の動きの関係です。そこで見つけたのが下記の本です。ワックスで制作されたものを写真にしたもので、複雑な手・指の一つの筋肉と骨の関係を多数の写真によって紹介されていて、やっと理解できるようになってきました。

Encyclopaedia Anatomica (Klotz)

Encyclopaedia Anatomica (Klotz)

  • 作者: Monika Von During, Marta Poggesi, Georges Didi-Huberman
  • 出版社/メーカー: Taschen America Llc
  • 発売日: 2004/09/04
  • メディア: ペーパーバック

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2007年02月05日

移植医療と脳死

 子供の国内での移植治療ができないため、海外での移植治療に向かう家族の姿がニュースで取り上げられます。難しい問題と思いますが、海外でもドナーを待つ人がいることを考えると、いつまでも日本の国がこのままであってよいとは思えません。

臓器の移植に関する法律
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H09/H09HO104.html

臓器の移植に関する法律の見直しに伴う「脳死判定による臓器移植に関する日本医師会の見解」(平成17年3月10日)日本医師会
http://www.med.or.jp/nichikara/hantei.html

下記のサイトの「移植医療とは」で移植医療の現状、脳死の考え方、用語などがまとめられていて、勉強になります。


トランスプラント・コミュニケーション [臓器移植の情報サイト]
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/index.html
移植医療とは
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/tx.html

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2007年01月24日

「脳障害を生きる人びと」

 警察庁は交通事故を死者数、それも24時間死者数で評価し続けています。医療の高度化で24時間死者数の意味合いはその統計が最初に取られた時と大きく変わっていて、同一に比較できないはずなのですが、誤解される統計と思います。気になってこれを調べ始めたら、下記の元NHK記者で現在フリーランス・ジャーナリストの中村尚樹氏の著書にも調べたものが文中に紹介されているのを見つけました。脳障害の様々な事例が紹介され、医療のあり方についても考えさせられます。

警察庁(統計)
http://www.npa.go.jp/toukei/index.htm

脳障害を生きる人びと—脳治療の最前線

脳障害を生きる人びと—脳治療の最前線

  • 作者: 中村 尚樹
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2006/10/28
  • メディア: 単行本

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脳の可塑性と記憶

 科学ジャーナリスト塾で「脳と心とロボット」という題でグループ演習に取り組んでいます。
 その中で「脳の可塑性」という言葉の意味が大きくなってきました。そこで本を調べ始めてであった本が下記の「脳の可塑性と記憶」。1985年、御巣鷹山へ墜落した日航ジャンボジェット機に乗り合わせていて亡くなられた世界を代表する脳科学者であった塚原仲晃先生の執筆中の残された原稿を補い、発行されたとのことです。
 1987年から77名の研究者で3年間にわたって実施の研究プロジェクト「神経回路網の可塑性」の総責任者を予定されていただけに、その損失の大きさが伺われます。

脳の可塑性と記憶

脳の可塑性と記憶

  • 作者: 塚原 仲晃
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 1987/10
  • メディア: 単行本

ブレインサイエンス振興財団
http://www.bs-f.jp/
塚原仲晃記念賞
http://www.bs-f.jp/tsukahara.html

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2007年01月01日

「日本せきずい基金」の本

 厚生労働省の「身体障害児・者実態調査」(平成13年)によれば、せき髄損傷児・者の合計は11.3万人を数えます。毎年、5000人くらいの方がせき髄を損傷されているといわれます。労災病院における脊髄損傷疫学調査 (1996年度~2001年度)によれば、せきずい損傷にいたる原因は、交通事故が38%、転落が33%、起立歩行時の転倒が9%、そして下敷・落下物、スポーツ、自殺企画などが続きます。
 交通事故総合分析センターの集計によれば、平成17年の人身事故件数は92万件、負傷者数は113万人。日本の人口1億2700万人から年間1000人に約9人( ! )が負傷し、負傷者1000人に対して1.6人がせきずい損傷を被ることになります。この受傷者には自動車に追突されたり、はねられたりなどの様々な被害者が含まれることから、大きな問題です。
 受傷で脊椎(骨の部分)を骨折していても、せき髄は無事の場合もあり、事故直後、誤った受傷者の取扱いによってせき髄を損傷させないことが必要です。このことを積極的に広報する姿勢が現在の行政に欠けているようにみられます。総務省、また、日本自動車工業会などがこの活動に積極的に取り組むことを願わずにいられません。
 NPO法人日本せきずい基金から次の2冊の本をはじめ、様々なせきずい損傷に関連する文献が刊行されていて電子媒体として閲覧できます。
 是非、多くの方に読んで理解を深めてもらいたいと思います。


脊損ヘルスケア・基礎編(日本せきずい基金)

脊損ヘルスケア・Q&A編 (日本せきずい基金)
特定非営利活動法人日本せきずい基金
http://www.jscf.org/jscf/

【参考資料】
厚生労働省の「身体障害児・者実態調査」(平成13年)http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/08/h0808-2.html
http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h18hakusho/zenbun/pdf/pdf/02_01_01.pdf
労災病院における脊髄損傷疫学調査 (1996年度~2001年度)
http://www.lwc-eirec.go.jp/toukei-center.html
(財)交通事故総合分析センター (ITARDA)
http://www.itarda.or.jp/jp_home.htm

posted by robotic-person at 13:15| Comment(0) | 脳、心、リハビリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする