2006年12月29日

「医用電子生体工学ME事典」

 2005年4月1日に日本生体医工学会となった日本エム・イー学会、下記のWebサイトの紹介に記載されていますが、その分野の英語名(medical electronics、medical engineering、biological engineering、bio-medical engineeringなど)に対して適切な日本語訳がないため、エム・イーという言葉を使ったとのこと。「医用電子生体工学ME事典」(下の写真)は、いきつけの古書店で入手したもので「I 概説」、「Ⅱ 用語」、「Ⅲ 資料」で構成され、「記述が30年前のもの」ということに留意しながら読む必要はありますが、そのⅠ編は全体像を把握するのに有用で記載の内容の多くが現在でも通用するように思えます。*
 事典でMEの学問体系として、生体計測工学、生体情報処理工学、生体モデル工学、生体作用工学、生体代行工学、医用系統工学という分類例の他、さまざまなものがあげられていますが、学際性の高い領域であることがわかります。基本的に医療機関などの非常に専門性の高い分野での応用を中心とし、一般の人には馴染みの少ないものであったのが、今日、MRIをはじめとしたその分野の成果がマスメディアを通して多くの人の目に触れるようになってきたように思います。また、学際的な研究を通じて、今後、さらに多くの成果が生まれることが期待されます。


日本エム・イー学会編 「医用電子生体工学ME事典」、842ページ、1978、コロナ社

社団法人日本生体医工学会
http://www.jsmbe.or.jp/

* 「ME教科書シリーズ」
http://www.jsmbe.or.jp/journal/me-kyoka.html
・ ME分野の本格的な勉強のために

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2006年12月14日

「脳」ブームのあやうさ (理研BSI )

 理研BSIは1997年発足の新しい組織組織で2005年現在、400名以上の研究者が活動しているとのこと。 下記のWebに紹介の記事は色々と勉強になります。その中の「脳」ブームに関する津本リーダーの記事、多くの人に読んでもらいたいと思い、リンクして紹介します。

独立行政法人 理化学研究所 脳科学総合研究センター(理研BSI)
http://www.brain.riken.go.jp/index_j.html

[RIKEN BSI NEWS No.33]
神経回路メカニズム研究グループ 津本研究ユニット ユニットリーダー 津本忠治
「脳」ブームのあやうさ
http://www.brain.riken.go.jp/bsi-news/bsinews33/no33/network.html

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2006年12月05日

"Brain Story" (脳の探究)

 英国王立研究所所長、また、オックスフォード大学薬理学教授の筆者が、BBCの『脳の話』シリーズの企画に対して、放映できなかった内容を加えてまとめたが下記の本。ホヤは幼生では脳があるが成長するとなくなるとか、様々な脳疾患の事例が紹介されるなど興味深い本です。そしてパーキンソン病およびアルツハイマー病研究の第一人者とのことですが、これらの神経変性疾患についてもわかりやすく記載されています。
 少し前の本となりますが、脳について興味が湧いたら最初に手にすべき本かもしれません。

脳の探究―感情・記憶・思考・欲望のしくみ

脳の探究―感情・記憶・思考・欲望のしくみ

  • 作者: スーザン グリーンフィールド
  • 出版社/メーカー: 無名舎
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 単行本

* * * 下記は原書 * * *

Brain Story

Brain Story

  • 作者: Susan Greenfield
  • 出版社/メーカー: BBC Books
  • 発売日: 2000/07/27
  • メディア: ハードカバー

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2006年11月21日

「進化しすぎた脳」

 著者が慶應義塾ニューヨーク学院高等部で8人の中高生を対象に全4回、10日間にわたって行った脳科学講義の内容をまとめたのが本書。副題の「中高生と語る[大脳生理学の最前線]」はこれが理由。会話中の文章で自分で話すように読むと、なぜか理解が深まる気がします。
 本書の「はじめに」でファインマンの言葉として紹介される「高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとは言えない」という言葉、なかなか重いものがあります。
 (NHKスペシャル「立花隆・最前線報告・サイボーグ技術が人類を変える」で登場したリモコンネズミの原理、サルがロボットアームを動かす原理についても触れられています。)

進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線

進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線

  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2004/10/23
  • メディア: 単行本
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2006年10月17日

新・脳の探検

 近年、脳科学に関連する内容がメディアに取り上げられることが多いようです。少し前の本ですが、2004年に発行されたブルーバックスのフロイド・E・ブルーム (原著), 久保田 競/ 中村 克樹 (監訳)による脳・神経系の基本的なしくみと働きを解説の『新・脳の探検(上)』と感情や思考といった精神活動を解説の『新・脳の探検(下)』、カラーのわかりやすいイラストが多く挿入されていて理解を助けてくれます。(美しいイラストを収録するためでしょうか、少々、価格が・・)続きを読む
posted by robotic-person at 23:43| Comment(0) | 脳、心、リハビリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする